【本番に強くなってもらうプレゼンテーションコーチ】
プレゼンテーションの本番では想定外のことが起こりがちです。
練習でいろんなシチュエーションを想定し、対策を考えておくことで、想定外が想定内になり落ち着いて本番を迎えられます。
また、日本の素晴らしいプロダクトを海外に英語でプレゼンテーションする人のためのコーチも今後はもっと増やしたいそうです。海外でのプレゼンテーションの本番でアクセルを踏み遅れないようには度胸が大切だとおっしゃっていました。
本番でもブレないプレゼンテーションがしたい方はぜひ問い合わせてみてください♪
【今回のゲスト】
プレゼンテーションコーチ 東公成(あずま・きみなり)さん
合同会社東公成事務所: https://www.k-azuma.jp/
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◆文字起こしはこちら
岡田:こんにちは、こえラボの岡田です。今回は、プレゼンテーションコーチの東公成さんにお話を伺いたいと思います。東さん、よろしくお願いします。
東:よろしくお願いします。
岡田:まずは自己紹介からお願いいたします。
東:はい、私は東公成です。合同会社東公成事務所を営んでおります。こちらはですね、主に企業研修をやっている会社なんですけれども、私、企業研修の講師として、セミナー講師としてですね、人前で話す機会というのは非常に多い。なおかつ、トーストマスターズというですね、パブリックスピーキングを通して、コミュニケーションスキルとリーダーシップスキルを高めるというサークルにですね、24年ほどいて、そこで自分も学び、人を教えるということをやってきて、やはり今年61歳、やっぱりね、残りの人生のことを考えると、何で貢献できるかっていうと、一番自分が好きで得意なもので貢献したいなっていうところで、最近はこのパブリックスピーキングだとかプレゼンテーションのコーチングだとかっていうところを自分の事業の柱にしようと頑張っているところです。
岡田:そうなんですね。このプレゼンテーション、いろいろ私も出演する機会があったりとか、やっぱり発表する機会って結構皆さんありますよね。
東:ありますね。
岡田:だからそういったところでも、やっぱり自分のことをしっかり伝えたいという思いがあると思うんですが、なかなかこれってできてる人ばっかりじゃないんじゃないかなと思うんですけど、いかがでしょうかね。
東:そうですね。例えばプレゼンテーションにしても、私プレゼンテーションもそれからスピーチも両方ともやってて、私の中ではパワーポイントだとかキーノートだとかっていうのを使うのをプレゼンテーション、使わないのをスピーチっていう風に私は呼んでるんですけれどもね。
岡田:はい。
東:皆さん、私もやっちゃうんですけれども、準備をして、練習しないでそのまま本番に行っちゃうってことがあるんですよね。
岡田:はい。
東:で、準備をするっていうのは、とにかくパワーポイント作ろうと。できた、じゃあ本番だっていうことで。そうすると、想定してないことがいっぱい起こるわけですよね。スピーチにしてもそうです。例えば乾杯の挨拶してくれって言われて、うーん、乾杯の挨拶か、何を言おう?って言って、原稿を書いたらできた。
岡田:はい。
東:で、練習せずに本番。そうすると、思っても見ないことが結構起きて、そこで横道にそれたら戻ってこれなくなって、そういうことがよくあるんですよね。
岡村:そうですね。
東:だから、そうなんですよ。だからね、そこの練習をいかにやるかっていうところで、私のようなコーチの価値っていうんですかね、あるかなっていう風に思ってます。
岡田:確かにそうやって本番ではいろんなことが起こると思うんですが、これを練習の中でいろいろ取り入れていくっていうことなんでしょうか。
東:そうですね。私のセッションの中で、想定外のことをできるだけたくさんブレストするっていうことをやってるんですよ。
岡田:例えばどんなことがありますか。
東:例えばですね、プレゼンテーションやるときに、あるいはスピーチやるときにね、ある方のことを思って、この方にこのメッセージ届けたいなと思って一生懸命練習するわけですよね。ところが、そこのいざステージに立ってみると、その方がどこにもいないと。で、ものすごく慌てるわけですよね。で、じゃあどうしようか。
岡田:うん。
東:ちょっとメンタル立て直したりとか、で、立て直せなかったりもしますよね、そういう場合。
岡田:そうですね。
東:あるいは、スピーチを始めるとき、プレゼン始めるときにですね、ステージに上がって大きく手を振って、こんにちはーっていうふうにね、ちょっとあの、なんだ、かっこよくやるっていうのを想定して夢見ながら練習して。で、実際ステージ上がって、こんにちはーってやってみたら、マイク入ってないよーっていうふうなことがあって、あースイッチ入ってなかった、かっこ悪いなーっていうのもある。
岡田:はい。
東:あるいは、ものずごいかっこいいパワーポイントのプレゼンテーション作りましたと。で、めくろうと思ったら、スイッチャーがなんかこううまく動いてくれなくて、ページがめくれないとか、なんか3ページめくれてしまうとか、慌てるってのはよくありますよね。
岡田:今おっしゃったことって意外とありますもんね。
東:あります。
岡田:でもそれ、初めてそのステージ上で起こったら、すごく慌ててどうしようってなると思うんですけど、これを練習のときに想定してやっておくっていうことが大切になるんですね。
東:そうですね。できるだけそのクライアントになる方と、あかじめですね、どんなことは、どんな最悪の事態が起こるでしょうかっていうふうなことをブレストするんですよね。
岡田:なるほど。
東:で、10個ぐらい出てきたら、他にありませんかねっていうようなところで、さらにブレスト深めていくとどんどん出てくるんですよ。
岡田:はい。
東:で、ある程度出てきたら、私も非常にステージ経験がありますんで、自分のステージ経験も踏まえた上で、ある程度出てきたら、今度はそれに対してどうすればいいでしょうかっていう対応策っていうのを一緒に考えていくっていうことですね。
岡田:そうなんですね。そうか、あらかじめそうやって対応策を考えておくと、本番で起こったときも、もしかしたらそれじゃないことが起こったかもしれないですけど、でも対応できるようになるっていうことなんでしょうか。
東:そうです。そうです。想定外のことを想定しておくと、本番で起きても想定内なんですよ。
岡田:なるほど。そうなんですね。ここまでして練習をしておくことっていうのはすごく大切になるわけなんですね。
東:大切ですね。で、タイガーウッズでしたっけ。練習は裏切らないっていうのを名言残してますよね。これはもうスピーチだとかプレゼンテーションにも言えることで、練習してたらやっぱり裏切らないですね。
岡田:そういった練習を積み重ねてこそ、本番で生きてくるっていうことなんですね。
東:そうですね。
岡田:この番組は経営者の志という番組ですので、ぜひ東さんの志についても教えていただけるでしょうか。
東:志なんですけれども、最近自分の年齢をものすごく意識するんですね。
岡田:はい。
東:というのは、私61歳なんですけれども、50代後半ぐらいの方から、やっぱりね、最近亡くなってる方が非常に多いなと思うことがよくあります。新聞とかテレビとかね、ネット見てても、えー、この人がっていうことがよくあるんですよね。そうすると、やっぱりそれは自分に照らし合わせて、自分の人生の残り時間どれぐらいあるんだろうっていうのをいつも考えるんですね。そうなると、その残り時間、いつ終わるかわかんないけれども、いつ終わってもいいように、自分がもうこの世に貢献できることはやっておこうと思ってます。で、それが私の志っていうところにつながっていって、で、ちょっとすいません、ようやく答えが出てくるんですけれども、今、私の中の課題感としては、日本の国際的なプレゼンスってずいぶん下がってきたなっていうふうに思ってきてるんですよね。
岡田:はい。
東:で、じゃあささやかながら私は何ができるだろうかと思ったときに、あの、日本って素晴らしいプロダクトっていっぱい持ってますよね。日本酒にしても着物にしても観光地にしても、あるいは、まあ、漫画にしてもゲームにしてもね。で、そうしたものを海外に売り出していくときに、やはり決め手になるのは、しゃべる力、話す力、スピーチだとかプレゼンだと思うんですね。で、世界の共通言語は今や英語です。で、それを通訳なしに、その自分の持っている詳細を現地の展示会で、現地のバイヤーさんに英語で説明するってことは非常に大事かなと思うんですね。で、そのプレゼンのサポートをしたいっていうのが、もう今私の一番のなんていうのかな、今夢っていうかですね、そこに自分の志っていうのをね、持っていきたいなって思ってるんですね。
岡田:そうなんですね。こういった海外に向けてプレゼンテーション、スピーチするときって大切なことってどういったことがあると考えてますか?
東:まずあの国際言語である英語が話せるってことなんですけれども、みんながみんな英語話せるわけじゃないですよね。でも、あの英語話さなきゃいけない場面っていうのがいっぱいあるわけで、そこで物応じせずに話すっていうことがすごく大事だと思うんです。私自身、外資系で英語を話す場面っていうのは多かったんですけども、物応じをしたおかげで損したことっていっぱいあるんですよ。例えば、この発音合ってるかなとか、この言い回し正しいかなとか、文法がどうのこうの考えると、若干のタイムラグができるんですが、そのタイムラグができてる間に、会議だったら話題の次のところに行ってしまうんです。
岡田:じゃあもう発言する前にも次どんどん進んでいってしまうので、その機会を失ってしまうことがあるってことですね。
東:そうですそうです。じゃあ私はそれに対して自分の英語プレゼンコーチングって私呼んでるんですけど、何をやるか。もうカタカナ発音でもいいですよ。ジャパニーズイングリッシュでもいいですよ。もう下手すら単語並べるだけでもいいですよ。物応じせずに勇気を出してアクセル踏むっていう力をつける。そこがですね、私が一番やりたいところです。もう英語力のTOEIC何点とかじゃなくて、今自分が売り出していきたいって気持ちがあって多少の英語力があるんであれば、そこでアクセル踏めるように、あの、度胸をつけていくっていうんですかね。
岡田:英語力はもう度胸の方が上回っていって、それでどんどん出していく方が結果にも結びつきやすいっていう。
東:そうですね。そういう場面いっぱい見てきました。
岡田:なるほど。ぜひね、そういった海外に向けて発信していきたいとか、PRしていきたいっていう方いらっしゃれば、ぜひね、今日のお話を聞いて興味あるという方、このポッドキャストの説明欄に、東さんのホームページのURLを掲載させていただきますので、ぜひそこからお問い合わせいただいていただければなと思います。本日はプレゼンテーションコーチの東公成さんにお話を伺いました。東さんどうもありがとうございました。
東:ありがとうございました。
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