【幸せをデザインする経営とは?】
今回のゲストは、幸せ研究者・保井俊之さん。財務省で35年間勤務しながら、人はなぜ幸せになれないのか?という問いを抱え続け、現在はウェルビーイング(Well-being)の研究と実践に取り組んでいます。
「ウェルビーイング」という言葉を聞いたことはありますか? これは単なる「健康」や「幸福感」だけではなく、身体的・精神的・社会的な満足度がバランスよく保たれた状態を意味します。人が幸せを感じるためには、自己肯定感・自己決定・自己実現、そして人とのつながりが必要だと保井さんは語ります。
しかし、日本社会では未だに「自分の幸せは後回し」「周囲に合わせることが美徳」とされる傾向が強く、ウェルビーイングの意識が低いのが現状です。保井さんがこのテーマに深く取り組むようになった背景には、9.11同時多発テロの生存者としての経験がありました。ワールドトレードセンターでの生死を分ける出来事を通じて、憎しみや貧困の連鎖を断ち切り、愛と平和のループへ変えていくことの大切さを痛感。そこから、システム思考とデザイン思考を駆使し、「人間にも社会にも地球にも良い状態をデザインする」ことをライフワークとして選びました。
ウェルビーイングな組織は業績が伸びるそうです。幸せな社員は創造性が3倍、生産性が30%高いという研究データが示すように、経営においてもこの考え方は欠かせません。ポジティブな人間関係を築き、組織のリーダーが成長発達し、視野を広げることが、会社全体のウェルビーイングへとつながっていきます。
さらに、保井さんが大切にしているのが「自利利他円満」という仏教の教え。
自分だけが幸せになるのではなく、他人の幸せも同時に考える。そうすることで、幸せの連鎖が生まれ、より良い社会が築かれるという考え方です。
このエピソードを通じて、ウェルビーイングを自分ごととして考え、実践するためのスキルセットをお届けします。
「幸せな組織を作りたい」「もっと成長したい」「ポジティブな人間関係を築きたい」と考える経営者の方は、ぜひ最後までお聞きください!
special thanks to 美野由人さん
【今回のゲスト】
体の半分がいりこ出汁でできている幸せ研究者 保井俊之(やすい・としゆき)さん
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